リノベーションによって建物の価値は上がる?リフォームとの違いも解説

2025-05-20

リノベーションによって建物の価値は上がる?リフォームとの違いも解説

この記事のハイライト
●リノベーションとは既存の建築物に工事を加えて既存のものよりも価値を高めることをいう
●リノベーションをすると付加価値がプラスされ、経年劣化を改善できるため資産価値が下がりにくい
●リノベーションをする際は将来手放すことも考慮した上でニーズの高い間取りにするのがおすすめ

近年、中古住宅を安く購入し、自分好みにリノベーションする方が増えています。
リノベーションをすると住みやすくなるだけでなく、資産価値の維持にも繋がります。
資産価値を維持できれば、住み替えが必要になった場合も高値で売却できるかもしれません。
今回は、リノベーションにより住宅の資産価値が下がりにくくなる理由やリフォームとの違いについて解説します。
山口県防府市で物件購入後にリノベーションをご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

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住宅をリノベーションをする価値やリフォームとの違いとは

住宅をリノベーションをする価値やリフォームとの違いとは

リノベーションとは、既存の建築物に工事を加え、既存のものよりも価値を高めることを言います。
まずはリノベーションが注目され始めた背景と、リフォームとの違いについて確認しておきましょう。

リノベーションが注目されている理由

リノベーションが注目されるようになった背景には、ストック型社会を目指している国の政策があります。
ストック型社会とは、価値あるものを長く大切に使い、地球にやさしい持続可能な社会のことです。
これまで日本の建築は、老朽化したものを廃棄して新しいものに置き換える「フロー型」が主流でした。
しかし1990年代後半から環境への配慮が高まり、住宅の建て替えによる廃棄物の問題が再考されたことで、フロー型からストック型への移行が進められています。
ストック型社会のメリットは、価値ある社会資産が長期的に蓄積(ストック)されることで、何度も作り直す無駄が省かれることです。
さらに空き家問題の解決や経済的余裕の拡大、環境負荷の軽減に繋がると期待されています。

リフォームとの違いとは

リフォームとリノベーションは、どちらも既存の建物を改修する工事ですが、工事の規模や目的、改修後の性能などが異なります。
リノベーションは既存の建物の価値を高める工事なのに対して、リフォームは老朽化した箇所を新築に近い状態に近づける工事です。
リフォームのおもな例としては、クロスの貼り替え、キッチンやユニットバス設備の交換、外壁の塗り替えなどです。
一方で間取りの変更や内装の全面的な一新、耐震性や断熱性の向上などは、大規模な改修はリノベーションに該当します。

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リノベーション物件は資産価値が下がりにくい?

リノベーション物件は資産価値が下がりにくい?

リノベーションをおこなった物件は、同じ築年数や間取りの中古住宅と比較して資産価値が下がりにくい傾向にあります。
ここからは、リノベーションによって家の資産価値が上がる理由について解説します。

付加価値がプラスされる

リノベーションをおこなうと、物件はより快適で過ごしやすくなり、付加価値がプラスされます。
たとえば、仕切りの多い古い間取りを現代のニーズに合わせた間取りにすれば、家族の顔が見えて安心して過ごせるようになるでしょう。
物件の魅力が高まれば、手放す際に売却価格の上昇が見込め、賃貸として貸し出す際も収益性の高まりが期待できます。

経年劣化を効果的にカバーできる

外壁にひび割れが生じたり設備に不具合が生じたりと、建物は時間の経過とともに劣化します。
経年劣化は仕方のないことですが、メンテナンスをせずに放置すると資産価値は下がり続ける一方です。
しかしリノベーションをすることで、経年劣化によるマイナス要因を打ち消し、資産価値の低下を防げます。
また建物全体の耐久性や品質の向上にも繋がるため、長い間マイホームに住み続けることができるでしょう。

ニーズに合わせることができる

将来家を売却することを考慮し、市場のニーズに合ったリノベーションをすることも可能です。
たとえばファミリー層の多い地域であればリビングを広くする、学生の多い地域であればウォークインクローゼットを設置するなどです。
ニーズに応じた内装や外装にすると、売却時により多くの購入希望者が集まり、成約に至りやすくなります。

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資産価値を考慮したリノベーションをおこなう際のポイント

資産価値を考慮したリノベーションをおこなう際のポイント

家の資産価値を決める主な要素として、物件の「立地」「築年数」「管理状態」「間取りや内装」の4つがあります。
学校や商業施設の近くなど立地の良い物件、築年数の浅い物件ほど、資産価値は高くなる傾向にあります。
また、物件がどのようにメンテナンスされてきたかによって劣化具合が異なるため、管理状況も資産価値を決める重要な要素の1つです。
立地や築年数、管理状況は変えられませんが、間取りや内装はリノベーションによって変更することが可能です。
ここからは、資産価値を考慮したリノベーションをおこなう際のポイントについて解説します。

ニーズの高い間取りにする

間取りは暮らしやすさを左右する重要な要素です。
なかには個性的な間取りを好む方もいますが、将来のことを考えて使いやすい間取りにしておくことをおすすめします。
今は売却する予定がなくても、予期せぬ事情によって買い替えや引っ越しが必要になるケースも多いためです。
なかでも2LDKや3LDKの間取りは、年齢層や家族構成に関わらず人気が高く、買い手の幅を広げられます。
実際の生活を想像しながらプロと一緒に設計していくと、より資産価値の高いリノベーションができるでしょう。

日当たりを意識する

資産価値を考えてリノベーションをする際は、日当たりも意識することが大切です。
日当たりは立地にも左右されますが、間取りを工夫することで最大限光を取り込めむこともできます。
例えば、カーテンの変わりにシェードや障子を利用する、壁紙や床を白に変更するなどです。
またリノベーションをする際に、プロに「今よりも日当たりを良くしたい」と伝えることも大切です。
これまでの経験や知識から、素人では考えつかないようなアイディアを提供してもらえる可能性があります。
日当たりを意識すると風通しも良くなることから、より快適で過ごしやすい物件となり、資産価値の向上に繋がるでしょう。

長く使用できる質の良さを意識する

資産価値を維持するため、リノベーション工事では長く使用できる質のよい木材等を取り入れることをおすすめします。
たとえば、経年劣化を楽しめる自然素材や無垢材等を取り入れることで、物件売却時のセールスポイントになるかもしれません。
床材やクロスは変更しやすいため資産価値に大きく関与しないとされていますが、他の住宅と差をつける意味でも素材にこだわる内装は資産価値を高める工事の1つといえます。
またキッチンやトイレ、洗面台など水回りの設備に関しても、なるべく機能性の高いものを採用することをおすすめします。
水回りの設備は使用頻度が高く、機能性が生活の質に大きく影響するためです。
さらにインターフォンや網戸は機能性にプラスして、防犯対策まで考えて導入すると売却時に大きなアピールポイントとなるでしょう。

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まとめ

既存のものよりも価値を高める工事をリノベーションといい、リフォームとは工事の規模や目的、改修後の性能などが異なります。
リノベーションをすると物件の資産価値が下がりにくくなる理由は、付加価値がプラスされ、経年劣化を改善できるためです。
また今は売却の予定がなくても、将来手放す可能性があることも考慮し、ニーズの高い間取りや質の良い設備を導入しましょう。
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