不動産売却の査定は自分でできる?机上査定と訪問査定の違いを解説

2023-02-07

不動産売却の査定は自分でできる?机上査定と訪問査定の違いを解説

この記事のハイライト
●類似物件や公示価格を参考にすることで、自分でも不動産物件の相場を知ることができる
●訪問せずにおこなわれる机上査定には、売却が確定していなくても気軽に依頼できるメリットがある
●実際に対象不動産に訪れて査定する訪問査定では、机上査定よりも正確な査定結果を受けることができる

不動産売却で自宅の査定を依頼したくても、不動産会社に頼むのを躊躇される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときは、簡易査定を受けてから、売却する際に本格的な査定を受ける方法もあります。
今回は、不動産売却前に自分で査定する方法や机上査定、訪問査定について解説します。
山口県防府市をはじめ山口市・周南市周辺で不動産売却をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。

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不動産売却前の査定方法をご紹介!自分で相場を調べる方法

不動産売却前の査定方法をご紹介!自分で相場を調べる方法

不動産売却をする際は、不動産会社に査定を依頼する前に自分である程度の相場を調べることができます。
実際に不動産会社に査定してもらった結果が相場とかけ離れていないかチェックするためにも、事前に自分で相場を調べることがおすすめです。
ここでは、不動産売却前に自分で自宅の査定をする方法をご紹介します。

類似物件から近隣の相場を調べる

不動産情報サイトなどを利用し、自宅と類似した物件を探すことで、ある程度の相場を知ることができます。
地域や広さ、構造など自宅と似た条件で検索し、売り出されている価格を調べてみましょう。
ただし、不動産情報サイトで調べられる価格は、現在の売り出し価格のみということに注意が必要です。
売り出し価格は売主の意思も反映されるため、相場よりも高い価格で売り出されている可能性があります。
また、売り出し中の物件に類似物件がない場合は、検索地域を広げるなどの工夫が必要になるでしょう。

実際の取引事例から相場を調べる

実際に取引された価格を調べるには、「レインズ・マーケット・インフォメーション」や「土地総合情報システム」を利用すると便利です。
レインズ・マーケット・インフォメーションとは、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営するサイトで、直近1年間のマンションと一戸建ての取引事例を調べることができます。
土地総合情報システムとは、国土交通省が実際に取引をした方にアンケートをおこない、回答された結果をデータ化したサイトです。
土地情報システムでは、レインズ・マーケット・インフォメーションでは検索できない土地の価格や農地の取引事例も調べることができます。

公示地価を使って調べる

土地価格の相場は、国土交通省が毎年公表する公示地価と基準地価を参考にすることができます。
どちらも「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」というサイトで1㎡辺りの地価を調べることが可能です。
自宅周辺の地価を検索し、1㎡辺りの地価に自宅の面積を掛ければ、自宅の土地の相場を知ることができます。
また、固定資産税納税通知書に記載された固定資産税評価額も、相場を知る際に参考になる指標です。
固定資産税評価額は、実際に取引される相場の7割程度の価格が記載されています。

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不動産売却前の査定方法をご紹介!机上査定とは

不動産売却前の査定方法をご紹介!机上査定とは

不動産会社が査定をおこなう方法には、机上査定と訪問査定の2種類があります。
ここでは、不動産会社がおこなう机上査定の特徴や、メリット・デメリットをご紹介します。

机上査定とは

机上査定とは、売却予定の不動産物件に訪れることなく査定をする方法で、簡易査定とも呼ばれています。
近隣の相場やこれまでの取引事例、用途地域などが、査定の根拠となるデータとして使用されます。
机上査定は、電話やインターネット査定の依頼をし、結果報告を待つという流れです。
現地に訪問することがないので、部屋を片づけたり、資料を用意したりといった手間がかかりません。

机上査定のメリット

机上査定のメリットは、手軽に査定の依頼ができることです。
電話やインターネットでのやり取りで済むため、まだ不動産売却するかどうか悩んでいる段階の方でも、気軽に査定を受けることができるでしょう。
また、机上査定では、最短で即日〜3日程度と短期間で査定結果を知ることができます。
時間がなくて査定のための準備が難しい方や、遠方で現地に行けない方にも適した査定方法といえるでしょう。

机上査定のデメリット

机上査定のデメリットは、物件に訪問しない簡易的な方法のため、正確な査定ができないことです。
取引事例が豊富なマンションの場合はある程度精密な査定ができますが、一戸建てや土地の場合は個別性が高く、机上査定ではなかなか正確な数字を出すことが難しくなります。
不動産の査定では、資料でわかる情報だけでなく日当たりや住環境、建物の劣化状態など実際に現地に行かなければわからない情報も価格に反映されます。
そのため、机上査定によって算出された査定金額はそのまま売却価格として売り出すのではなく、目安を知るための参考程度に利用すると良いでしょう。

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不動産売却の査定方法をご紹介!訪問査定とは

不動産売却の査定方法をご紹介!訪問査定とは

不動産売却前におこなわれる訪問査定の特徴や、メリット・デメリットをご紹介します。

訪問査定とは

訪問査定とは、机上査定と同様に査定の根拠となるデータに加え、実際に現地に訪問して得られた情報をもとに査定をすることです。
査定で不動産会社が訪問するまでにやっておくことは、部屋の掃除と書類の準備です。
訪問査定時に部屋の状態を確認できるよう、整理整頓や掃除をしておきましょう。
実際に売却活動が始まれば購入希望者による内覧もおこなわれるため、少しずつ掃除を始めておくことがおすすめです。
訪問査定時には、購入時にもらった売買契約書やマンションの管理規約、固定資産税納税通知書など、できるだけ不動産に関わる書類を用意しておきます。
これらの書類は、不動産売却時にも必要となる書類ですので、訪問査定時に揃えておけば、後々の売却活動もスムーズに進めることができるでしょう。

訪問査定のメリット

訪問査定のメリットは、机上査定に比べてより正確な査定を受けられることです。
より正確な査定を受けるためにも、雨漏りや騒音問題、近隣住民の雰囲気など、住んでいる方でないとわからない情報も伝えるようにしましょう。
物件のアピールポイントをまとめておけば、内覧が始まったときに、購入希望者の質問にもスムーズに答えることができます。
過去に事件や事故で人が亡くなっている場合は告知義務が発生しますので、不動産会社に伝えることも必要です。
隠して売却した場合は、後々損害賠償を請求される可能性もあるので注意しましょう。

訪問査定のデメリット

訪問査定のデメリットは、査定結果が出るまでに1週間〜10日程度と、結果がわかるまでの時間がかかることです。
机上査定と訪問査定をどちらも依頼する場合はさらに時間がかかることになるため、不動産売却が決定しているなら訪問査定だけ依頼する方法もあります。
また、訪問査定の場合は掃除や書類の準備などの手間がかかります。
どちらも実際に売却活動が始まれば必要になりますので、余裕を持って準備を進めていきましょう。

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まとめ

不動産会社に査定を依頼する前にある程度自分で調べておくことで、査定価格が相場とかけ離れていないかチェックすることができます。
物件を訪問せずにおこなう机上査定は気軽に依頼することができますが、実際に不動産売却をするなら正確な査定金額がわかる訪問査定を依頼するのがおすすめです。
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吾郷康晴

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