不動産売却のリフォームは必要?リフォーム以外の売却に有効な方法をご紹介

2023-02-07

不動産売却のリフォームは必要?リフォーム以外の売却に有効な方法をご紹介

この記事のハイライト
●不動産売却前にリフォームをすることで内覧時の印象が良くなるメリットがあるが、費用が回収できない可能性もある
●生活に必要な設備が故障している場合は、リフォームをした方が売却につながる
●リフォームしない場合は、リフォーム以外の売却に有効な方法を把握することが大切

不動産を売却する際は、少しでも早く売却するために、リフォームをしてから売却しようか悩む方も多いのではないでしょうか。
けれども、高額なリフォームをした場合は、売却を不利にする可能性もあり注意が必要です。
今回は、不動産売却時におこなうリフォームのメリット・デメリットや必要なケース、リフォームしない場合に有効な売却方法をご紹介します。
山口県防府市をはじめ山口市や周南市周辺で不動産売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

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不動産売却前にリフォームをするメリット・デメリット

不動産売却前にリフォームをするメリット・デメリット

不動産売却時のリフォームは、売却が有利に進む場合もありますが、基本的にリフォームは不要と考えられます。
ここでは、不動産売却前にリフォームが不要な理由や、リフォームをおこなうメリット・デメリットをご紹介します。

リフォームが不要な理由

不動産売却でリフォームをすれば、売却が有利に運ぶと考える方も多いかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
リフォーム費用を売却費用に上乗せすれば、相場よりも高くなり、逆に売却が難しくなる可能性があります。
中古住宅の魅力の1つである新築住宅と比べた価格の安さが失われてしまうでしょう。
また近頃では、リフォームやリノベーションをすることを前提として中古住宅を探す方も多くいらっしゃいます。
リフォーム済みの家が買主の好みと合わない場合は、売却へと結びつかない可能性があるのです。

不動産売却前にリフォームするメリット

中古住宅の売却では、物件の状態によっては見た目の印象が悪くなり、購入が避けれられる場合があります。
見た目の印象で購入が避けられている場合は、リフォームが内覧時の印象をアップさせる効果を生み出します。
近隣に似た条件の物件が売り出されていれば、リフォーム済みの物件の方が好まれ、早期売却へとつながるでしょう。
また、リフォーム済みの物件であれば、購入後すぐに引っ越すことができるため、買主側にもメリットが生じます。
それほどリフォームへのこだわりもなく、すぐに引っ越したいという方からの需要が期待できるでしょう。

不動産売却前にリフォームするデメリット

不動産売却前にリフォームするデメリットは、リフォームにかかった費用が回収できない可能性があることです。
リフォーム費用が高額な場合は数百万程度かかることもありますが、かかった費用をそのまま売却価格に上乗せすることはできません。
近隣の相場よりもかけ離れた価格設定では、他の家が先に売れて自宅が売れ残ってしまう可能性があります。
そうなれば、最終的に価格を下げて売却することになり、リフォーム費用の回収が難しくなります。
せっかく高額な費用をかけても回収ができなければ、「リフォームをして損をした」ということにもなりかねません。

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不動産売却前にリフォームが必要なケースとは

不動産売却前にリフォームが必要なケースとは

物件の状態によっては、リフォームをすることで売却がしやすくなるケースもあります。
リフォームにかける費用の目安や、リフォームが必要なケースをご紹介します。

設備が故障している

給湯器などの住むうえで必要な設備が故障している場合は、修理をしたほうが良いでしょう。
リフォームやリノベーションを前提に中古物件を購入する方も、最低限の設備が整った物件を探しています。
購入後にリフォーム費用とは別に修繕費用がかかるのなら、予算オーバーで購入できず、売却の機会を逃す可能性もあります。
また、雨漏りやシロアリ被害などがある場合は、生活に支障をきたし売却が難しくなるでしょう。
このような生活に影響の出る重要な設備の故障や不具合は、不動産売却前に修繕することがおすすめです。

見た目の印象が悪すぎる

築年数とともに建物に劣化が生じるのは当然のことですが、築年数以上に見た目の印象が悪いケースでは、リフォームが必要な場合もあります。
たとえば、壁に穴があったり、襖や障子が敗れたりした状態では、内覧時にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
内覧時の第一印象は、不動産の購入を決める際の大切な要因の1つです。
経年劣化以上に老朽化が進み印象を悪くしている場合は、部分的なリフォームを検討してみましょう。

リフォーム費用の相場

リフォーム費用の相場は、どこまでリフォームするかによって大きく異なり、フルリフォームでは400万円〜600万円程度かかります。
その他の部分的なリフォーム費用の相場は次のとおりです。

  • 壁紙の張り替え(1㎡あたり):5,000円〜2万円程度
  • システムキッチンの入れ替え:50万円〜200万円程度
  • 給湯器の入れ替え:30万円〜40万円程度
  • 浴槽入れ替え:20万円〜60万円程度
  • 洋式トイレ取り替え:5万円〜20万円程度

高額な費用をかけても回収できるとは限らないため、リフォームをする場合は、100万円以内に抑えることがおすすめです。
リフォームが必要な場所の優先順位を考え、不動産会社と相談しながら進めていきましょう。

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リフォームをしない場合でも不動産売却に有効な方法とは

リフォームをしない場合でも不動産売却に有効な方法とは

不動産売却前にリフォームをしない場合でも、早期売却に有効な方法はあります。
リフォームしない場合に検討したい不動産売却がしやすくなる方法をご紹介します。

インスペクション

インスペクションとは建物状況調査のことで、専門家が建物の劣化状態や不具合箇所を診断をおこない、補修時期や費用についてアドバイスをしてくれます。
中古住宅の売却では建物の劣化状態がわからないため、購入希望者が不安に感じるケースも少なくありません。
また、住んでいる方でも気付かないような不具合が隠れている可能性があります。
インスペクションをおこなえば建物の状態を把握できるため、買主の安心感も高まり他の売り出し中の物件との差別化も図れます。
費用は5万円程度とリフォームよりも安く済むため、中古住宅の売却ではインスペクションの実施を検討してみましょう。

ハウスクリーニング

家の印象を良くするためにも、いらない物を処分し、すっきりと清潔感のある状態で内覧希望者を迎える準備が必要です。
内覧時の印象をアップさせるのに有効な方法として、専門業者にハウスクリーニングを依頼する方法があります。
2LDKの部屋であれば、3万円〜7万円程度でハウスクリーニングを依頼することができます。
入居中であれば、汚れが目につきやすい水回りだけなど、部分的なハウスクリーニングを依頼することも可能です。
大規模なリフォームをしない分、費用をハウスクリーニングに充てることもできるでしょう。

簡易的なリフォームをする

大規模なリフォームはしないでも大丈夫ですが、不動産売却に影響が出るほどに劣化が激しい場合は、部分的に簡易リフォームをした方法が良いケースもあります。
ただし、どこまでリフォームしたら良いのか判断することは、難しいケースも多くあります。
リフォームをするかしないかで迷った際は、不動産会社と相談しながら進めることがおすすめです。

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まとめ

不動産売却時にリフォームをすることは、早期売却効果が望めるメリットがありますが、費用が回収できずに損害が生じる可能性もあります。
ただし、重要な設備が故障している場合や、見た目の印象が悪すぎる場合は、リフォームが必要です。
リフォームをしない場合は、売却に有効なインスペクションやハウスクリーニングを検討しましょう。
株式会社スモット不動産では、山口県防府市をはじめ山口市や周南市中心に、不動産取引のサポートをしております。
不動産売却前にリフォームをするかお悩みの方は、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。

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吾郷康晴

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