2024-09-24
不動産売却に向けて家に少し手を加えたいけれど、なるべく費用を抑えたいとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
大規模な修繕や変更でなければ、ご自分でリノベーションをしてから売り出すという方法もあります。
この記事では、不動産売却前にセルフリノベーションをするメリットと注意点について解説します。
山口県防府市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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近年、メディアで「DIY」や「セルフリノベーション」が取り上げられ、自分で住宅に手を加える方も増えてきています。
自分でリノベーションをするとコストを抑えられる点がメリットですが、一方でデメリットも存在します。
まずは、セルフリノベーションのメリットとデメリットを確認し、本当に自分でリノベーションできるのか考えてみましょう。
自分でリノベーションするメリットは、なんといってもコストを抑えられることです。
業者に依頼する場合、設計費や施工費などに加えて、施工管理費などの人件費も支払わなければなりません。
セルフリノベーションの場合、こうした費用をかけずに、材料代や工具の準備費用だけで済みます。
大切な不動産を手放すわけですから、売却時にかかる費用は少しでも抑えたいと思うのは当然でしょう。
自分でリノベーションをすると、建物の規模や内容によっては、数十万から百万円の費用を節約することも可能です。
また、リノベーションにかける時間を自分で自由に決められるのもメリットの1つです。
自分でリノベーションするデメリットは、業者に依頼した時よりも施工品質や精度が劣ってしまうことです。
個人でできることは限られているため、希望どおりの仕上がりにならないこともあるでしょう。
また想像以上に時間がかかり、売り出すタイミングを逃してしまう可能性もあります。
工事内容にもよりますが、マンションのリノベーションは、工事完了まで1か月から1.5か月程度の期間を要します。
セルフリノベーションとなると、毎日作業をしたとしても2か月から4か月、長いと半年以上かかるケースも珍しくありません。
こうした作業が負担になり、途中で断念して業者に依頼する方もいるため、本当に自分でできるかどうかを見極めることが大切です。
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リノベーションは自分でもできますが、なんでもおこなって良いというわけではありません。
とくにマンションは、リノベーション可能な範囲が明確に定められているため注意が必要です。
リノベーションが可能なのは所有する室内である「専有部」のみであり、ベランダや玄関ドアなど「共用部」にあたる部分は自分の判断でリノベーションできません。
また、管理規約でリノベーションに関する規定が定められているため、ルール違反とならないよう、工事を始める前に確認しておくことが大切です。
一方で一戸建ての場合は、基本的にほとんどの箇所でリノベーションが可能です。
ただし構造や基礎に影響を与える工事や、エリアごとに決められた建ぺいや容積率を超える増改築はできません。
ここからは、セルフリノベーションが可能な箇所や内容の一例をご紹介します。
壁は部屋の面積の中で大きな割合を占めるため、壁をリノベーションすることで部屋の印象はガラリと変わります。
「黄ばみが汚れが目立つからきれいにしたい」と考える方も多いでしょう。
壁を自分でリノベーションする場合、クロスの張り替えや塗装、漆喰や珪藻土を塗るといったことが可能です。
近年はDIY初心者でも扱いやすい商品が多数販売されているので、自分でも比較的やりやすいでしょう。
床も壁と同様に、部屋の面積の中で大きな割合を占めるため、床がきれいになると家の印象がグンと良くなります。
床を自分でリノベーションする場合、フローリングの重ね張りやオイル仕上げなどが可能です。
畳をフローリングに変更する工事も人気ですが、下地から修繕が必要なため業者への依頼をおすすめします。
またマンションの場合は、防音性を考慮して使用できる床材が決められている場合があるため注意が必要です。
リノベーションを始める前に、必ず管理規約を確認するようにしましょう。
水回りは生活感が出やすく、汚れていると買主の購入意欲を下げてしまう可能性があります。
トイレ設備を自分でリノベーションするのは難しいですが、収納棚を作ったり、クロスや床材を張り替えたりすることは可能です。
素材を選ぶ際は、汚れの落としやすさや脱臭効果を重視して決めると良いでしょう。
ドアのセルフリノベーションでは、好きな色に塗り替えたり装飾したりすることが可能です。
「ドア自体はきれいだけどドアノブの劣化が目立つ」という場合は、ドアノブを交換するだけでも良いでしょう。
ドア自体の交換も可能ですが、クオリティ面で差が生じることもあるため、業者に依頼するほうが無難です。
なお、マンションの玄関ドアは共用部に該当するため、自分の判断でリノベーションできない点にご注意ください。
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自分でリノベーションをおこなう際には、近隣住民への配慮も必要です。
トラブルにならないよう、セルフリノベーションをする際の注意事項を確認しておきましょう。
先述したように、リノベーションは自分でできる範囲とできない範囲があります。
大規模な間取り変更は専門知識が必要となり、自己判断でおこなうと、建物の耐震性に影響を与える恐れがあります。
また電気やガス、水道設備のリノベーションには専門の資格が必要なため、自分でおこなうことはできません。
トラブルを避けるためにも、間取り変更やコンセントの増設、水回りの工事といったリノベーションは、業者へ依頼しましょう。
マンションの場合、壁一枚を挟んでほかの住人がいるため、リノベーションをする時間を考慮する必要があります。
深夜や早朝に大きな音を発する工事は避け、可能であれば日程と時間帯を決めたうえで挨拶回りをしておきましょう。
また一戸建ての場合も、大掛かりなリノベーションをする際は、事前に近隣住民に伝えておくことをおすすめします。
リノベーションをおこなうと、クロスの切れ端や木くず、ガラスなどさまざまなゴミが発生します。
素材によって処分方法が異なるので、お住いの自治体のホームページなどで事前にチェックしておきましょう。
たとえば、釘・ネジ・ガラスなどは燃えないゴミとして処分しますが、量や大きさによっては産業廃棄物扱いになります。
また木片も、燃えるゴミに含む場合と木片類として別途回収の場合と、自治体によって扱いが異なります。
なお、木材やペンキの余剰は次の機会に活かせるため、雨や直射日光が当たらない場所に保管しておくと良いでしょう。
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自分でリノベーションをおこなうと、業者に依頼するよりもコストを抑えられるというメリットがあります。
しかし、自己判断でおこなうと危険な工事もあるため、自分でできる範囲とできない範囲をしっかり把握しておかなければなりません。
どこをリノベーションしたら良いのか、そもそも工事が必要かどうか迷う場合は、ぜひ一度不動産会社にご相談ください。
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