空き家買取のメリットとは?デメリットと売却時の流れも解説

2024-01-23

空き家買取のメリットとは?デメリットと売却時の流れも解説

この記事のハイライト
●空き家買取のメリットは手間と時間をかけずに早く売却可能なこと
●空き家買取のデメリットは市場価格よりも5~8割程度安くなってしまう点である
●空き家買取は査定から引き渡しまでの一連の流れを最短で1~2週間程度で完了できる

空き家の劣化が激しい場合や、仲介での売却が難しい場合は、不動産会社による「買取」という方法で空き家を売却することが可能です。
仲介時に比べて売却価格は多少安くなるものの、短期間で売却できるなど多くのメリットもあります。
そこで、空き家買取のメリットとデメリット、買取の流れについて解説します。
山口県防府市で空き家の売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

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空き家を売却したい!買取のメリットとは

空き家を売却したい!買取のメリットとは

空き家の売却方法には、大きく分けて「仲介」と「買取」の2つの種類があります。
仲介とは、不動産会社を通して個人の買主を見つける方法です。
一方で、買取とは不動産会社に直接売却する方法になります。
空き家が古く仲介での売却が難しい場合などは、スムーズに売却可能な「買取」がおすすめです。
まずは、買取のメリットを解説します。

メリット1:手間をかけずに早く売却できる

買取の最大のメリットは、時間や手間をかけずに即座に売却できる点です。
通常、仲介の場合であれば3~6か月の期間を要します。
しかし、買取であれば1~2週間程度で売却を完了させることが可能です。
その理由は、買取は仲介と異なり売却活動が不要なためです。
売却活動とは、買主を探すために必要な期間で、広告やインターネット上で物件情報を公開し、購入希望者が現れれば内覧をおこなうことを指します。
購入希望者と条件交渉などをおこなうため、多くの時間と手間がかかります。
買取であればこれらの活動がないため、査定額や条件などに納得していただければ、すぐに売却することが可能です。

メリット2:取り壊しが不要

買取の場合は、空き家を取り壊さなくても売却することが可能です。
仲介であれば、空き家の劣化が激しい場合、取り壊ししなければ売却できない可能性が高いでしょう。
そのため、取り壊しの手配や費用が必要になり、売却するまでに時間と手間がかかってしまいます。
一方で、買取であれば取り壊しが必要な場合でも、買い取ったあとに不動産会社が必要に応じて解体などして対処します。

メリット3:家具を残したままでも売却できる可能性もある

原則として、不動産売却する際は室内を空っぽにして売り出すのが一般的です。
そのため、手間と費用がかかってしまいます。
しかし、買取であれば、家具を残したまま引き取りできることがあります。
ただし、すべての不動産会社が対応しているわけではないため、引き取りサービスがあるのか確認が必要です。
たとえば、相続などで不要な家具がたくさんある場合や、家具の処分が面倒という場合は、家具引き取りをおこなっている会社を探すと良いでしょう。
なお、家具を引き取ってもらう場合は処分費用がかかるため、売却価格が安くなることもあるので注意が必要です。

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空き家を売却したい!買取のデメリットとは

空き家を売却したい!買取のデメリットとは

一方で、買取にはデメリットも存在します。
空き家買取をする際は、メリットだけでなくデメリットも考慮して判断すると良いでしょう。

デメリット1:売却価格が安くなる

買取の大きなデメリットとして挙げるなら、売却価格が安くなってしまう点でしょう。
仲介の場合は、市場価格の相場で取引できる可能性がありますが、空き家買取の場合は市場価格よりも5~8割程度の価格となることが多いです。
たとえば、売却予定の空き家の市場価値が1,000万円だった場合、仲介で売却すれば1,000万円で売却することもできるでしょう。
しかし、買取の場合は500~800万円となる可能性があります。
なぜなら、不動産会社は買い取った空き家に付加価値をつけて、再度販売することを目的としているからです。
そのため、それらにかかる費用を差し引くため、市場価格よりも安くなってしまいます。
とくに劣化が激しい空き家の場合は、解体や大規模なリフォームが必要になるため、市場価格の半分程度となるケースも珍しくありません。
このように空き家買取は、売却価格が安くなってしまう点に注意が必要です。

デメリット2:買い取りできない場合もある

買取では、必ずしもすべての空き家を買取できるわけではありません。
なかには買取できないケースもあるため注意が必要です。
買取できないケースは土地価格が著しく低く、解体が必要な場合です。
つまり、土地価格よりも解体費用が大きい場合は、買取が難しくなります。
一方で、買取できる空き家は、解体費用よりも土地価格が大きい場合です。
解体費用が土地価格を上回るような場合は、売主の負担で解体したあとに不動産会社が買取することになります。
このように、買取でもそのまま空き家を買い取れる場合と、できない場合がある点に注意しましょう。

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空き家を売却したい!買取の流れ

空き家を売却したい!買取の流れ

最後に空き家買取をする際の流れについて解説します。
買取は以下のような流れで進むのが一般的です。

  • 不動産会社に空き家査定を依頼する
  • 査定
  • 打ち合わせ
  • 不動産会社と売買契約を締結
  • 決済・引き渡し

それぞれ流れに沿ってご説明します。

STEP1:不動産会社に空き家査定を依頼する

空き家を買取で売却する場合は、まずは不動産会社に査定依頼をしましょう。
買取に対応していない不動産会社もあるため、事前に確認が必要です。
査定依頼は、ホームページ上から問い合わせることも可能です。

STEP2:査定

査定依頼をすると、不動産会社は過去の取引事例や類似物件などをもとに査定をおこなっていきます。
また、直接現地を訪問して、売主立ち会いのもと空き家の状態や周辺環境などを確認し、詳細な査定額を算出していきます。
現地調査にかかる時間はおよそ30分から1時間程度となるでしょう。
遠方から空き家を売却したい場合は立ち会いなしで調査も可能なため、不動産会社にご相談ください。
なお、査定が算出されるまでにかかる日数は、およそ3日から1週間程度です。

STEP3:打ち合わせ

査定額が算出されると、その内容をもとに詳細に打ち合わせをおこないます。
条件のすり合わせや、残置物の撤去の有無、売買日程、必要書類などをご説明します。

STEP4:不動産会社と売買契約を締結

売却価格や日程調整など合意が得られれば、契約内容を契約書にまとめ、売主と不動産会社で売買契約を締結します。
その際に必要となる書類と取得方法は以下のとおりです。

  • 登記識別情報(登記済権利証):空き家取得時に法務局により交付
  • 土地の測量図、境界確認書:法務局で取得可能
  • 固定資産税納付通知書:各市町村から毎年4~6月頃に送付
  • 印鑑証明書、住民票:市役所で取得可能
  • 収入印紙:郵便局、コンビニエンスストアなどで入手可能

そのほかにも、実印や顔つきの身分証明書が必要となるため、準備しておきましょう。

STEP5:決済・引き渡し

不動産会社と売買契約を締結し必要書類の手続きも完了すると、決済をおこないます。
決済は当日に現金もしくは口座振込にておこないます。
決済完了後に所有権移転登記をおこない、物件の名義を不動産会社に変更したら空き家の引き渡しの完了です。

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まとめ

空き家買取では、劣化が激しいなど仲介での売却が難しい場合でも基本的に買取することができます。
買取であれば売却活動が不要なため、最短で1~2週間程度とスムーズに売却することが可能です。
ただし、売却価格が5~8割程度と仲介に比べて安くなる点に注意が必要です。
防府市で不動産売却なら防府市不動産売却センターへ。
地域密着型で、買取や空き家の対応も可能です。
まずは、お気軽にお問い合わせください。


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吾郷康晴

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