空き家を放置すると起こるご近所トラブルとは?回避方法や対処法を解説

2024-07-23

空き家を放置すると起こるご近所トラブルとは?回避方法や対処法を解説

この記事のハイライト
●空き家を放置した際のご近所トラブル事例には庭木の繁殖・ゴミの不法投棄・犯罪者に狙われるなどがある
●トラブルを回避するには適切に管理すること・防犯会社や管理会社に管理を依頼することなどが挙げられる
●空き家管理が難しい場合の対処法としては売却するのがおすすめ

空き家を放置すると、さまざまな問題が起こる可能性があります。
とくにご近所トラブルにまで発展した場合、事態を収めるのは大変です。
そこで今回は、空き家を放置すると起こるご近所トラブルの事例やご近所トラブルを回避する方法、空き家管理が難しい場合の対処法について解説します。
山口県防府市で空き家を所有している方は、ぜひ参考になさってください。

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空き家を放置すると起こるご近所トラブルの事例とは?

空き家を放置すると起こるご近所トラブルの事例とは?

空き家は活用する予定がなければ、管理する気持ちが薄れてしまいがちです。
しかし、放置すると周りの方々に迷惑がかかってしまいます。
空き家の放置で起こるご近所トラブルの事例は、以下のとおりです。

①庭の草木が伸びる

空き家を放置すると、庭の草木が伸び放題になり、蚊やダニが増えてしまう可能性があります。
蚊は草地で休む習性があり、ダニも草地に潜んでいることが多いからです。
ご近所の方から、害虫の発生による苦情が来るトラブル事例もあります。
また、庭木の枝が伸びすぎて、隣家の敷地にまで侵入してしまうこともあります。
庭木の越境もご近所トラブルの原因です。
空き家の適切な管理は、所有者の責任です。
一度苦情が入ると、状況が改善されるまで、所有者への問い合わせが続くでしょう。
ご近所トラブルを避けるためにも、定期的な手入れが重要になります。
放置せずに、きちんと管理することが大切なのです。

②不法投棄される

空き家は人の目が届かないため、ゴミを不法投棄されやすいです。
そして、空き家を管理していなければ、そのゴミも長い期間放置されることになります。
ゴミが腐敗すると、においやゴミからコバエなどの害虫が発生します。
近所の方にとっては大変な迷惑です。
真剣に対応しない限り、苦情の電話は止まないでしょう。
また、苦情を無視し続けると、ご近所の方が自治体に相談する可能性があります。
すると、行政から指導や是正勧告などの行政処分を受ける恐れがあります。
ゴミの不法投棄や臭気、害虫の発生に気を付け、しっかりと対応することが重要です。

③犯罪者に狙われやすい

空き家は人気がないため、犯罪者に狙われがちです。
最近では、空き家で空き巣被害が起きるケースも少なくありません。
もし自分の地域で空き家に犯罪が起きれば、ご近所の方々は不安を感じるでしょう。
さらに、その空き家の所有者であるあなたに対して不信感を持つかもしれません。
犯罪がニュースになれば「犯罪の起きる地域」のイメージが付き、地域全体の不動産価値が下がる可能性もあります。
そうなると「所有者が適切に管理しないから迷惑をこうむった」と、ご近所の方々から苦情が入るかもしれません。
つまり、空き家の放置は、金品の被害だけでなく、ご近所の方々の不審や怒りを買う恐れがあるのです。

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空き家を放置すると起こるご近所トラブルを回避する方法

空き家を放置すると起こるご近所トラブルを回避する方法

では、空き家の放置で起きるご近所トラブルを回避するにはどうすれば良いのでしょうか。
回避方法は、以下の3つです。

①適切に管理する

空き家の適切な管理が、ご近所トラブルを防ぐ鍵となります。
定期的に空き家に出向き、部屋の換気や掃除、庭の手入れをおこないましょう。
きれいな状態を保つと、ご近所トラブルのリスクを下げられます。
ただし、頻繁に訪れられない方もいるでしょう。
その場合は、訪れた際にご近所の方々とあいさつを交わし、コミュニケーションを取ることが大切です。
そうすればご近所の方々も安心でき、トラブル防止につながります。

②防犯会社を利用する

一部の防犯会社では、空き家管理のサービスも提供しています。
防犯会社の空き家管理サービスは、ホームセキュリティ(家庭向け防犯システム)に付随するオプションとなっていることが多いです。
基本の外回りチェックや投函物回収から、室内外の清掃まで、複数のメニューを組み合わせて利用できます。
利用するにはホームセキュリティの契約が必要で、数万円の初期費用と月額5,000円前後の利用料がかかります。
さらに空き家管理のオプションメニューごとに追加料金がかかるため、空き家専門業者に比べると割高になりがちです。
しかし、不審者の侵入時には即座に対応してくれます。
また、盗難などの被害に備えた保険にも加入できるため、治安が悪い地域では有効なサービスとなります。

③空き家管理会社に依頼する

遠方の実家が空き家になった場合など、自分で管理するのが難しい時は、専門の管理会社に依頼するのが良いでしょう。
一定の費用はかかりますが、安心して任せられるメリットがあります。
管理会社では以下のようなサービスを提供しています。

  • 室内の換気、通気
  • 水回りの点検と清掃
  • 雨漏りチェック
  • 庭の手入れ・ごみの処理
  • 郵便物の整理・ポスト清掃

管理会社によってメニューは多少異なりますが、ご近所への挨拶や看板設置、クレームへの対応までおこなう手厚いサービスもあります。
料金は、頻度や内容によってさまざまです。
月1回の簡単な見回りなら5,000円程度が一般的です。
回数を増やしたり内容を充実させたりすれば、月額1万5,000~2万円前後となる会社が多くみられます。
状況に応じて検討すると良いでしょう。

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ご近所トラブルを回避するための空き家管理が難しい場合の対処法

ご近所トラブルを回避するための空き家管理が難しい場合の対処法

予算や仕事の都合で空き家管理が難しい方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、以下の対処法がおすすめです。

対処法①そのまま売却する

空き家の売却を検討されている方にとって、建物ごとそのまま売却する方法が一番おすすめです。
とくに築年数の古い空き家は他の不動産よりも売却が難しいため、専門知識を持つ不動産会社に仲介をご依頼ください。
もし買主が見つからない場合は、不動産会社が直接買い取る「不動産買取」もおすすめです。
不動産買取は相場よりも売却価格が安くなる可能性がありますが、すぐに売却できる点がメリットになります。

対処法②更地で売却する

売却が難しい老朽化した建物の場合は、建物を解体し、土地として売り出す方法も有効です。
建物を取り除くと、固定資産税の住宅用地の特例は受けられなくなりますが、更地としての売却は買主を見つけやすくなります。
解体には費用がかかりますが、空き家の解体支援として補助金を提供する自治体も多いです。
解体費用に関してお悩みの方は、市区町村の窓口で相談してみましょう。

空き家の売却によるメリットを知ろう

空き家を売却すると得られる主なメリットは以下のとおりです。

  • 管理の手間とコストの削減
  • 譲渡所得の特別控除が利用できる
  • 将来的なリスクを避けられる

空き家の管理には時間も費用もかかりますが、売却によってこれらが不要になります。
また、相続開始日から3年以内に空き家を売却した場合、条件を満たすと譲渡所得から最大3,000万円を特別控除することが可能です。
この特例の適用期限は2027年12月31日までです。
適用条件とは、たとえば相続した空き家に耐震リフォームを施すか、建物を取り壊して更地にすることなどが挙げられます。
適用要件の詳細については国土交通省の公式ページで確認できます。
売却してしまえば、将来的にご近所トラブルに発展するリスクも回避できますね。
なお、売却以外にも、空き家を賃貸住宅に変えたり、リフォームして店舗やオフィスとして利用したりする方法があります。
ご自身の状況に合わせて対処法を検討しましょう。

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まとめ

空き家を放置すると、庭木が伸びたり、ゴミを不法投棄されたり、犯罪者に狙われたりなどでご近所トラブルに発展する事例があります。
回避するには、適切に管理すること、防犯会社や管理会社に管理を依頼することなどが挙げられます。
空き家管理が難しい場合の対処法としては、売却するのがおすすめです。
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まずは、お気軽にお問い合わせください。


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吾郷康晴

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